大学院進学への道

 世間はお盆休みなので,研究を少し中断して,大学院入試を受けるまでを振り返ろうと思います。心理系大学院,特に発達心理学に関して,院試を受けようと思っている方の参考になりましたら幸いです。

 コロナ禍,猛暑の中,周りが夏休みで遊んでいる中,院試の勉強をしている方々,不安な方もいるかもしれませんね。どうか心身ともに無理のないように,がんばってください。応援しています。

 

私は,

京都大学大学院 教育学研究科 発達科学コース 

神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 人間発達専攻 心理系

の2研究科を受験し,合格し,①京大の発達に進学しました。

 

大学は,

横浜市立大学 国際総合科学部 国際総合科学科 国際教養学系

でした。理学系で入学して,2年時から国際教養学系に転学系・進級しました。

発達心理学ゼミに所属し,卒業論文も発達研究で書きました。

子どもの嘘の発達に関する研究を行いました。

心理学入門,心理学,発達心理学教育心理学,臨床心理学,精神分析,集団心理療法,心理学実験法,社会心理学,など開講されている心理学の授業 (半期) すべて受講し,18単位取りました。

 

その他,

大学受験のために予備校の理系クラスで,1年浪人をしました。

学部時に,フランスの大学の哲学部に1年交換留学をしました。

ストレートで研究を続けている同い年の方からは,2年遅れています。

 

発達心理学での大学院進学の決断について】

 大学院進学は,大学入学前の浪人時から決めていました。当時は,哲学か心理学のどちらかで行きたいぐらいの曖昧な感じでした。ゼミ選びの際に,実験や数学を使って実証的に研究できる心理学をやろうと思い,それができそうだったのが,発達心理学のゼミだけだったので,そこに入りました。子どもも好きだったので。だから,最初に関わることになった心理学は,発達心理学です。卒業研究をしている際に,もっと子どもや発達に関する勉強と研究を続けたいと思いました。そして,そのまま発達心理学で大学院に進学することにしました。指導教員から,心理学の大学院生の指導の制度が整備されていないから,外部の大学院に行くように促されました。

 

【院試の勉強に関して】

 私のゼミには,2,3年に1人くらい,外部の大学院に進学する方がいましたので,指導教員もサポートしてくれました。具体的には,研究計画書を見てもらいました。それ以外に,大学には,①精神分析,②臨床心理学,③発達心理学のゼミがあったので,そこの学生で大学院進学を考えている学生に声をかけて,情報交換会や勉強会を行いました。そこでは,ヒルガードや心理統計を輪読,卒論や修論の読み合い,院試の対策を行いました。研究大学ではない,大学院生もいない,心理学の授業もほとんどない,という中で,勉強を続けるためにモチベーションを保つためには,サポートし合う仲間が必要だと思いました。私の代が4人,次の代が1人,全員志望校に合格し,現在大学院生をしています。私以外は,みなさん,臨床心理系です。

 

 具体的な院試の勉強法やおすすめの文献などを次回から,書いていこうと思います。

需要があるかはわかりませんが,誰かの生きるモチベーションになれば幸いです。

ブログのコメントやツイッターのメッセージ,質問箱的なものに,質問やコメントをいただけたら,できる限り答えたいと思います。

 

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