2020年後半を振り返って

先日、無事 (?) に修士論文を提出しました。少し休んで、この修士研究をもとに、ジャーナル論文を書いています。今月中には、次のオンライン実験を始めたいところです。対面実験は当面の間、中止になりました。あと、初めての国際会議でのポスター発表も修論提出直後にありました。オンライン開催で、「スラック」というものを使いました。自分のチャンネルに5分の研究紹介動画と、発表資料を張っておいて、自分の担当時間に、質疑応答と議論をするという感じでした。アブストも公開されています (https://bcccd21.sched.com/event/gE9J)。

あと、宣伝ですが、私の研究室も関わっている研究プロジェクトで、ゆるキャラロゴマークを募集しています。クオリアやお絵かきが好きなお子様やお友だちがいましたら、ぜひ教えてあげてください。小学生、中学生、高校生、大学生 (一般も) が応募できます (つまり誰でも)。

docs.google.com

 

それでは、2020年後半を振り返ります。

【7月】

・ジャーナルクラブで、Cohen and Rubenstein. (2020) を発表しました。

www.sciencedirect.com

 

・授業で、シミュレーションの教科書の章を発表して、emergentを動かしてみました。

github.com

・英語ゼミで、Plebanek and Sloutsky. (2017) を発表しました。

journals.sagepub.com

・Inquisitを使って実験コードを書いて予備実験を行いました。

www.millisecond.com

ベイズ統計モデリング勉強会で、ロジスティック回帰モデルと交互作用を発表しました。

実践Data Scienceシリーズ RとStanではじめる ベイズ統計モデリングによるデータ分析入門 (KS情報科学専門書) | 馬場 真哉 |本 | 通販 | Amazon

修論研究の倫理が無事におりました。

 

【8月】

・予備実験、データ解析、実験コードの修正の繰り返しました。

・カンデル・RStudio勉強会で、「視覚情報処理と行動」を発表しました。

www.amazon.co.jp

www.amazon.co.jp

・9月にある、YPP2020と赤ちゃん学会の発表抄録を準備しました。

 

【9月】

・ジャーナルクラブで、Hviid, Pin, Skora, Standberg, Overgaard, and Wierzchon. (2020) を発表しました。

www.sciencedirect.com

・予備実験、データ解析、実験コードの修正の繰り返しました。

・YPP2020で「子どもと大人の見ている世界は違うか」を発表しました。その後、有志でさらに、研究発表会を行いました。

・論文 "Seven- and eight-year-old children’s deception in the conflict situation" をPsyArXivで公開しました。これは、今年、紀要論文としてどこかに投稿しようと思っています。

https://psyarxiv.com/85b36/

・若手研究者海外挑戦プログラムに応募しました。

www.jsps.go.jp

・学振の不採用通知が届きました。不採用Aでした。

 

【10月】

SRCD (The Society for Research in Child Development) に発表アブストを提出しました。SRCDは落ちることがよくあるので、アブストを英文校閲にも出しました。

www.srcd.org

・BCCCD (Budapest CEU Conference on Cognitive Development) に、発表アブストを提出しました。発達系の院生さんは、SRCDとBCCCDは、主要な国際会議になるのではないでしょうか。

bcccd.org

・実験コードもほぼ完成して、予備実験の打ち合わせをウェブ調査会社と行いました。子どもの結果が不安定だったので、年齢群を慎重に相談しました。

・授業で修論の進展状況を発表しました。

 

【11月】

・コロナで止まっていた前の実験の成人と子どもデータを収集しました。

・研究室ゼミで発表をしました。

・英語ゼミで意識研究のレヴューを発表しました。

サントリー文化財団の「若手研究者のためのチャンレンジ研究助成」に応募しました。

www.suntory.co.jp

修論研究のデータの収集が始まりました。

・BCCCDの研究紹介動画を作成し、提出しました。

 

【12月】

・ジャーナルクラブで、Frank, Brundl, Frank, Sasaki, Greenlee, and Watanabe. (2020) を発表しました。

www.sciencedirect.com

修論研究のデータ収集が終わりました。

・若手海外挑戦プログラムは、不採用Bでした。4月に再び、応募のチャンスがあるので、また挑戦します。

・大学院博士課程編入の願書と研究計画書を提出しました。

・海外ラボ (モナッシュ大 土谷研究室) で発表をしました。

https://sites.google.com/monash.edu/tlab/home

・授業で修論進展を発表しました。

・新しい研究プロジェクトの準備を始めました。

・レジレポのイントロと方法を書き、共同研究者と共有しました。

・後半から修論執筆に専念しました。

・グーグルスカラーとリサーチマップのアカウントを作りました。

https://scholar.google.com/citations?user=Ag5WLRwAAAAJ&hl=ja

渡部 綾一 (Ryoichi Watanabe) - マイポータル - researchmap

 

1/5に修論を提出しました。

こんな感じの半年を過ごしました。

 

卒論生と修論生の方々、大変お疲れさまです。

まだ、頑張っている方もいると思います。

最後までがんばってください。どうか体調を崩さないように。

M2の方は、博士課程進学を再考している方もいると思います。

実験や執筆中にいろんな経験もしたでしょうし、今後のビジョンも変わったかもしれません。

本当にお疲れ様です。同時期に修論執筆できたことをうれしく思います。 

大変なご時世の中で、2021年が始まりましたが、

できることを積み上げていきましょう。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

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