フランス留学①9月

2016年8月~2017年7月までフランスのリヨン第三大学に交換留学をしていました。その時のレポートを見つけたので、少し修正してブログに書きます。発達や研究、大学院生活とは関係ありませんが、せっかくなので番外編としましょう。コロナで留学が難しい世の中ですが、海外に行きやすくなる日が戻ってくることを願っています。今回は、2016年9月、フランスに行って2週間くらいの時に書いたものです。留学を考えている方のモチベーション維持に貢献出来たらと思います。

 

①日本での準備,②フランスに来てからの生活について書きます。まず、①日本での準備についてです。2016年5月に交換留学の学内選考があり,6月にインターネットを通して,学生寮の登録やSIM(授業が始まる前の一週間にある事前講習)の登録を行いました。また,“キャンパス・フランス”という,フランス留学をするために登録が必要なサイトがあります。登録が終わらないと,VISAが取得できません。また,6月と7月に大学で留学生向けの事前研修に参加する必要がありました。VISAや海外留学保険も7月中に登録しました。

VISAに関しては,フランス大使館のサイトから書類を印刷し,書き方は,“フランス ビザ 書き方”などで検索すれば,簡単に記入することができます。交換留学生は,水曜日の午前中に予約なしで手続きができます。私は,約1時間半順番を待ち,5分で手続きが終わりました。また,学生寮に入居する日にちを登録しても,入居可能日はSIMの始まる日からです。そのため,その日までは,ホテルなどに泊まることになります。以上が留学に必須な情報です。さらに,私は,DELFのB1の受験と“フランス留学準備セミナー”に参加しました。フランス語の勉強のために,DELFを受けることをおすすめします。

5月の3週目に筆記試験,5月の4週目,あるいは6月の1週目に口述試験がありました。3月頃から,募集がありますが,東京,横浜会場は,定員があるので,早めに登録することが必要です。私は,登録が遅かったので,仙台の会場に受けに行きました。“フランス留学セミナー”は,キャンパス・フランスが主催している,長期留学生向けのセミナーです。多くのフランスへの留学生が来ていました。フランスでの手続きやフランス語の勉強の仕方についての説明がありました。また,他の留学生と交流する時間があり,リヨン(第2, 第3,カトリック)大学への留学生と話したり連絡先を交換したりすることができました。彼らとは,フランスに来てからも助け合うことができました。

最後に,飛行機については,“Cathay Pacific”という,香港の航空会社で,香港で乗り換えをしました。片道券で,10万円弱でした。復路の日にちを選べる往復券を買うと良いらしいです。海外に行くのが初めて(高校の修学旅行を除いて)だったので,往復券についてよく知りませんでした。また,航空券を購入後にすぐに学生寮に入居できないことがわかり,パリに1泊,リヨンに1泊しました。航空券とホテルは,楽天のサイトを利用しました。また,すべて,クレジットカードで払いました。持ち物については,インターネットで調べた方が正確なので述べません。ただ,私は変換プラグを忘れて,パソコンが一週間使えなくて少し困りました。あとは,友だちへのお土産を準備した方が良いです。

 

次に,②フランスに来てからの生活について述べます。まず,飛行機で“パリ・シャルル・ド・ゴール空港”に午前中に到着しました。その後,SFCF(フランスの国鉄)で,パリの北駅(gare de nord)に行きました。その駅近くのホテルに一泊しました。次の日に,北駅からパリのリヨン駅(リヨンへ向かう駅)に地下鉄で行き,TGV(フランスの新幹線)で2時間かけて,リヨンの駅(Lyon Part Dieu)に行きました。シャルル・ド・ゴール空港からもTGVでリヨンに行けるのでその方がスムーズにリヨンに行けると思います。リヨンの駅からリヨン第三大学まで徒歩でまっすぐの道です。TGV以外は,切符の販売機で買いました。TGVは,事前にインターネットで予約をしていました。全て,クレジットカードで払いました。

次に,リヨンについて述べます。リヨンは,とても歴史のある都市で大学から2つの川を渡ったところを “Vieux Lyon”と言い,古いリヨンの街並みや教会,遺跡があります。また,リヨンのレストランをブション(bouchon)と言います。リヨンは,美食の街でもあり,レストランの料理はとてもおいしいです。しかし,毎日おいしいレストランに行くことはできません。スーパーでサンドイッチを買って食べました。スーパーなどで買う出来合いの料理よりも,日本の料理の方がおいしいと感じました。リヨンのスーパーは日曜日の営業は午前中だけだったり休みだったりします。また,コンビニもありません。ペットボトルも,1.5や2.0Lが多いし,町中や学校では,2.0Lの水のペットボトルを持っている人が多かったです。

次に大学の授業について述べます。SIMを受講しました。世界中からの留学生がフランス語の授業を一緒に受けていました。ただし,日本人の割合はとても高く,休憩時間では,日本語が聞こえてきました。授業の進み方は,先生が少し説明した後に,生徒からの質問で授業が進んでいきます。日本の大学の授業とは異なり,多くの学生が授業中に質問をします。質問が無いと,授業を進めない先生もいました。リスニングだけでなく,質問を考えることも大切なのです。リヨン第三大学には,日本語学科があります。私は,日本語学科の学生と大学の近くのバーで仲良くなりました。フランスでは,日本でよく使われているLINEは使われていません。そのため,facebookメッセンジャーのアカウントを持っていると,連絡先の交換ができます。次の日も誘われて,飲みに行きました。その後,遊びにも行きました。

また,私が一番苦労したのが,手続きでした。大学の手続きや学生寮の手続き,社会保障の手続きと,全て自分でやらなくてはいけません。フランス語だけでなく,英語でも対応してくれる場合があります。そのため,英語も準備していくと手続きがスムーズにできると思います。私は,学生証をもらうために1週間かかりました。すべての手続きが終わってから,学生証がもらえます。また,写真がたくさん必要になるので,パスポート用の写真を準備しておくと良いです。また,携帯電話については, “free”という,フランスの携帯会社があり,simフリーでデータ通信無制限で月に19.9ユーロで使えます。学生寮は,キッチンだけが共同の大学から歩いて20分の場所にあります。また,日本との時差がサマータイム時に7時間です。そのため,日本にいる家族や友達との連絡は気を付けなくてはいけません。

 

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