フランス留学②10月

帰国してからほとんどフランス語に関わる機会がなかったのですが、先日留学先で仲良くなった国際結婚して、赤ちゃんが生まれた友人とzoomで思い出話をしました。懐かしかったです。赤ちゃんのことをいろいろ教えてと言われました。3組国際結婚をした日本人男性の友人がいます。

 

フランスに来てから約1カ月が経過した際に書いたものです。大学での授業も始まっています。①授業について,②生活について,書きます。

 

まず,①授業についてです。9月2日から授業期間がスタートしました。2日は,主に学部の説明が中心で,授業は,5日から始まりました。フランスの大学では,授業のタイプが主に3つあります。簡単に説明すると,講義形式で先生がずっと授業をし続けるタイプ(=CMと言います)。学生の議論などがあり,先生がずっと授業をしないタイプ(=TD)。その両方が数回ずつ授業期間にあるタイプ。以上のタイプがあります。また,私は哲学部に所属していますが,基本的に留学生は好きな授業を選ぶことができたので,哲学の授業だけでなく,言語学部の授業も選びました。留学生は,フランス語とフランス文化の授業が必修でした。

 

フランス語の授業は,9月2日のクラス分けテストでクラスが決まりました。テストは,全てマーク式で,文法知識の問題とリスニングがありました。テストの説明は口頭のフランス語で話されました。注意してほしいのが,全て回答する必要はないということでした。わからない問題はマークしないように注意がありました。実力にあった授業のクラスに入るためです。偶然の正解があると,実力以上のクラスに入ってしまう可能性があるためです。フランス語の授業は,クラスによってレベルや授業内容が異なります,私は,おそらく一番下のクラスに入りました。私のクラスでは,前置詞(deとàなど)や代名詞(luiとleurなど)の授業から始まり,講義が中心です。次に月から、グループプレゼンが始まりました。しかし,他のクラスでは,リスニングの授業をしていたり,プレゼンが始まったりしていました。このように,クラスのレベルによって,基礎文法から始まるクラスや発表が中心のクラスに分かれるようです。日本でしっかり文法などを固めることが大切だと改めて思いました。

 

フランス文化の授業は,アルファベット順に3つのクラスに分かれて授業がありました。リヨンの偉人についての授業から始まりました。フランス語の授業は2時間,フランス文化の授業は1時間で,他の学部の授業は1.5時間が基本的な授業時間です。

 

次に,日本の大学(私の母校)との違いについて書きます。まず,シラバスは授業内容と文献のみしか書かれていませんでした。また,授業と授業の間に休憩がありませんでした。そのため,移動教室の場合は,次の授業が始まる時間に間に合いません。ただし,授業は,時間通りには始まらないので急げば間に合います。また,一日の最初の授業は8時から始まり,最後の授業は20時に終わります。そのため,曜日によって生活スタイルは異なります。さらに,授業中は,先生だけでなく学生も質問などで手をあげたり,意見を言ったりすることがとても多いです。最後に,成績の付け方にも違いがあります。日本では,60%以上が合格ですが,フランスでは,10/20以上が合格となります。

 

私は,フランス語とフランス文化の授業を入れて,9つの授業を履修しました。日本人留学生の中には,授業をほとんど履修せず,聴講で授業を受けている学生も多くいます。生活や授業のバランスを考えて授業を選ぶことが大切だと思います。スポーツの授業もあるようです。射撃やカポエラーや筋トレなどがありました。

 

次に②生活についてです。銀行口座も無事に開設できました。銀行口座については,大学が提携している”BNP PARIBAS”という銀行を使用しました。銀行の場所が家から約15分であり(大学からは約30分),リヨン大三大学内にATMがあるため使いやすいと思います。海外送金についてですが、日本のお金をフランスで使うための方法はいくつかあるので,事前に調べて自分に合った方法を選ぶと良いと思います。私は,日本の口座から引き落としのクレジットカードを主に使っています。また,事前に両親に送金してもらうためのお金も準備していました。私の寮は,水道・電気が寮費に含まれているため良いのですが,日本人留学生の中では契約をするために銀行口座が必要だった学生もいました。家賃の支払いにも銀行口座が必要な場合もあるようです。移民局への手続きも早めに行いましょう。私はギリギリになって行いました。在留届もしっかりと出しましょう。

 

次に,買い物についてです。まず,フランスではエコバックが主流です。そのため,買い物に行くときは,袋を使い回します。袋もスーパーで買うことができます。また,レジに行くと,ベルトコンベアーに自分で品物をかごから出し,自分で袋に品物を詰めます。お金を払うと次のお客さんの品物が流れてくるので,日本のようにきれいに袋に入れるのは難しいです (私がへたなだけです)。また,リュックサックの中を確認されたり,買った後の袋の中身を確認されたりする場合もあります。ほとんどのお店にガードマンらしき人がいて,いつも見張っています。よく行く店のガードマンと仲良くなりました。また,お店への出入りやレジでは,必ず挨拶をすることがマナーです。”Bonjour”と”Merci”,”Au revoir”を言った方が良いです。また,カードを見せて,”carte”と言えば,クレジットカードで払うことができました。

 

次に,売っているものについてです。まず,パンが安いです。”LiDL”というスーパーで,クロワッサンが1つ0.29ユーロで買えました。おいしそうだったのでよく4つ買ってしまいました。また,バゲット(日本ではフランスパン)も0.49ユーロでした。店で焼いているため,焼き立てのパンがおいしく食べられます。また,リヨンはソーセージやサラミなどの腸詰めの料理が有名です。そのため,ハムだけでなく,サラミのようなものがたくさん売っていて,とてもおいしいかったです。ただし,サンドイッチやサラダなどの出来合いのものは,スーパーで買うとあまりおいしくないです。私は,基本的にはサラミやパンなどを食べていますが,友だちとレストランに行ったり,ケバブ屋さんに行ったりすることも多かったです。美食の街であるリヨンでは,おいしいものが周りにたくさんあります。しかし,少し高いので,普段は節約して週末や友だちとおいしいものを食べるのが良いと思います。大きなスーパーは,”LiDL”, “Casino”, “Monoprix”,が家の近くにありました。”LiDL”は食品が一番安いです。他の2つは,独自のブランドの品物や,生活用品が売っていて便利です。

 

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