フランス留学④12月

フランスに来て3カ月が経ちました。リヨンも,秋から冬に変わり,寒い日が続いています。暗くなるのも早くなりました。四季の移り変わりは,日本と同じです。さて,レポートでは,今まで同様,①学校生活,②学校外の活動,について述べたいと思います。

 

まず,学校生活について述べます。11月の最終週に今学期の授業が終わり始めました。そのため,現在はテスト週間となっています。学部や授業によって,テストの日程が異なっています。必修のフランス語とフランス文化のテストは,11月の最終週に行われました。フランス語のテストは,クラスによってテストの内容が異なりました。私のクラスのテストは,文法の問題と仏作文の問題がありました。紙の辞書が持ち込み可でした。フランス文化のテストは,中間テストと同様にマーク式の100問のテストでした。また,私が授業を受けている哲学の授業は,1つのテストが11月の最終週にありましたが,他の4つのテストは,12月中にあります。また,言語学部の授業は,11月の最終週に1つと1月に1つあります。学部によって,テストが密集する時期が異なるようです。そのため,テストが終わり,バカンスに入っている学生もいます。

 

3カ月経ちましたが,フランス語で授業についていくのは,やはり難しいと痛感しています。しかし,先生の言っているフランス語が聞き取れる瞬間が増えてきたようにも思います。全ての授業が終わって振り返ってみると,最後の授業では,聞き取れる内容と量が最初に比べて多くなったと実感しています。まだ,我慢の時期なのかな,と思っています。さらに,これからテストがあるので,精一杯準備したいと思います。授業で使った参考文献をテストまでに読もうと頑張っています。最近,授業以外にもフランス語を勉強する時間を作る必要があると改めて思っています。というのも,単語や文を聞き取れるようになった今,聞き取れても意味がわからない単語が多いからです。語彙を増やすために,TEDという動画サイトを利用しています。動画は英語なのですが,翻訳機能があり,多くの言語に切り替えることができます。それを利用して,動画にでてくる用語を,英語や日本語と比較しながらフランス語の語彙を増やすことができます。自分の専門分野の語彙や言い回しを身に着けるためにはとても良いです。留学前に日本でもできる勉強法なので,もし単語帳に飽きたり,すべて覚えてしまったりした時は,試してみると良いと思います。

 

次に,学校外の活動について述べます。まず,フランス人と日本人の友人と大きな公園でサッカーとバスケットをしました。大学から,メトロで10分ぐらいの場所にある,フットサルコートやバスケコート,ランニングコース,陸上競技場などがあるとても大きい公園に行きました。リヨンには,大きな公園がたくさんあります。フットサルを一緒に行った友人と楽しんでいたら,となりのコートでバスケットをしていたフランス人たちが話しかけてきて,一緒にバスケットをすることになりました。彼らは,リヨン第2大学の学生でした。暗くなるまで,バスケットをしました。スポーツは言語を超えるものであると感じました。

 

その後,友人とケバブ屋へ行きました。ここで少し,ケバブについて話したいと思います。リヨンには,ケバブ屋がとても多いです。リヨン留学の一つの楽しみとして,ケバブ屋めぐりがおすすめです。ケバブは5ユーロで,ムニュは,ケバブとフライドポテトとジュースで7,5ユーロです。店によって,値段や入っている具が異なります。ボリュームもあり,満足度も高いです。ケバブの他にもタコスやサンドイッチなども売っています。また,ケバブ屋は日曜日にも営業している店が多く,食糧を買い忘れたり,料理をしたくなかったりした時は,とても便利でありがたいです。私は,週1以上で,ケバブを食べています。

 

リヨンは美食の街であるので,外国料理のレストランがたくさんあります。東洋のレストランや日本食レストランも多いです。日本食レストランに行きましたが,かなりのアレンジがされています。そのため,日本で食べている料理のイメージで待っていると,ちょっとがっかり?することもあります。もちろん,おいしいですが,日本食?と日本人の友人と笑い合っています。日本人が運営している日本食屋さんは意外に少ないです。ラーメン屋もあり,2軒行きましたが,どちらもおいしかったので紹介します。一つは,「慈山」という,日本人が運営しているラーメン屋で,日本語も通じます。ラーメンは10ユーロ前後で,餃子は5,5ユーロです。おいしいですし,雰囲気もとても良いです。もう一つは,「博多ラーメン」という,中国人が運営しているラーメン屋で,日本語は通じませんが,料理名は日本語(ローマ字)ですし,ラーメンの種類や,中華料理の種類も多く,値段も高くなく,おいしいです。前菜(餃子や半チャーハン)と一品(ラーメンや丼もの)とデザートで,14,5ユーロでした。また行こうと思っています。

 

リヨン日本語補習校のボランティア先が主催の,日本語を学んでいるフランス人(高校生からお年寄りまで)との日本食パーティーがありました。80人近く集まり,から揚げや卵焼きを食べながら,フランス人と楽しく話をすることができました。情報技術を学んでいるフランス人と仲良くなりました。日本が好きで,日本に住みたいから日本で働きたいと言っていました。彼は,親子で日本語を勉強していて,お母さんと2人で,日本の良いところを語ってくれてとても嬉しかったです。その後,パーティーで残った日本食を分けていただきました。