今日の進歩を話そう!2023/2/2

2023/2/2
 
こんにちは。りょういちです。私は日本の京都大学の博士課程に所属して、意識の発達の研究をしています。現在は、訪問研究員としてオーストラリアのモナッシュ大学に滞在しています。このブログでは、私の日々の研究や生活の記録を書いています。構成は3部構造になっており、①研究について、②筋トレについて、③生活・考えたことについて、書いています。

まず、研究についてです。今日は11時から仕事を始めました。まずは、今日やることをカレンダーに書き込みました。午前の1.5時間は、必要なメールを送る、メタ認知の原稿を書く、明日のジャーナルクラブの発表準備をする、で、お昼の2時間は、メタ認知の原稿を書く、実験デモを作る、で、午後の2時間は、オーストラリアの研究室ミーティングでした。今日の仕事予定もだいたい6時間くらいです。実際には、午前の1.5時間は、研究費の使用期限について、研究室の秘書さんとやりとりをして、来年度の大学非常勤講師の授業内容について同僚とやりとりをして、アカデミストのイベントのやりとりをして、指導教員と次の実験と国際学会のアブストについてやりとりをしました。みなさん忙しいなか、すぐに対応していただき、とても助かっています。今日は、卒論の口頭試問だったようで、なおさら忙しそうでした。そのあと、メタ認知の原稿を書き進めるために、メタ認知の指標である、meta-d’の計算方法と、どう論文に書けば良いかを調べました。ほとんどの人が知っている解析方法なら良いかもしれませんが、専門家しか知らないことは、非専門家が見ても理解できるように、説明をする必要があります。だれにでも、再現できるようにするためです。だけどけっこう、meta-d’の説明が難しいです。なぜかというと、シンプルな計算式に表すことができないからです。明日には、プレレジ原稿を仕上げたいと思います。毎月新しいプレレジを書いて、前の月のプレレジの実験をして、前の前のプレレジの実験を論文にまとめる、というように、途切れることなく執筆をしていこうと思います。しかし書くためには、論文を読む必要がありますね。40-50論文を引用して論文を書くなら、40-50の論文を読む必要があります。私は1本につき、だいたい1時間くらいかかるので、40-50時間は、書きながら止まらないといけません。お昼ご飯を食べながら散歩して、お昼の1時間は、忙しいといいつつ指導教員が学会アブストをチェックしてくれました。そこで、重複発表について注意するように言われました。要は、同じ発表を複数回することです。私が今回発表しようと思っている内容の一部はもうすでに発表しています。だから、今回の発表では、同じテーマになっても、違うことを発表する必要があります。私は一つの研究がけっこう複雑で、論文にする際にも苦労しましたが、複数の内容を含んでいます。ですので、今回の発表では、前回発表しなかった (次の研究につながるから、論文がある程度進むまでは公開しなかった) 部分を発表しようと思います。おそらく、発表する時には、次の実験も終わっているはずです。それは他の機会に発表しようと思います。一応修正を終わらせましたが、もう少し確認しようと思います。午後の2時間は、オーストラリアの研究室ミーティングに参加しました。今日は、トノーニ研が出した自由意志についてのレビューについての話を聞きました。言いたいことはなんとなくわかるけど、賛成するには、まだ理解しきれていないという感想です。統合情報理論から自由意志を説明しようとする内容で、プレプリントが公開されています。その後、すごく雨が降っていたので、ミーティングが終わってすぐに帰りました。

つぎに、筋トレについてです。今日は、お休みしました。理由は、対面ミーティングやメールでのやり取りで疲れてしまったのと、帰り際に天気が悪かったからです。明日チャレンジしようと思います。デッドリフトはまあまあ良いですが、バーベルスクワットが待っているので、やっぱり心の準備が必要です。昨日は、ブログ書き忘れましたが、上半身の種目をやりました。今日は若干筋肉痛です。重めの筋トレをした次の日の朝は、起きるのがちょっとつらい気がします。

最後に、生活と考えたことについてです。今日のミーティングで少しテーマになったことです。世の中には、失敗の情報よりも、成功の情報が圧倒的に多いです。それは、シンプルに、成功したことは報告するけど、失敗したことは報告しないからです。だから成功しているキラキラしている人が目立ってしまうかもしれません。そうなると、挑戦して失敗することのハードルが大きくなってしまうかもしれません。みんなが成功しているのに、自分だけ失敗しているような。私も少ない経験ですが、助成金は5つ落ちていますし、論文も10回以上リジェクトされています。没になった予備実験データもあります。チャレンジと失敗は、ビビるのはしょうがないですが、ビビッて上等、下剋上、という気持ちでいつも頑張っています。最近は、成功しようが失敗しようがそんなことは実験の結果なの、挑戦の意思と挑戦したことはまず、事前登録として、報告するようにしています。その方が、情報としてフェアだと思います。

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