5/15に書いた日誌、研究クラファン、高校での仕事、赤ちゃん学会発表、非常勤レポート採点、その他宣伝

5月も折り返しですね。大学ごとに締め切りがあるので、学振を提出した方もいますね。京都大学の締め切りは、6/9なので、まだ猶予がありますが、あっという間でしょうね。いろいろと締め切りに追われているので、今日はサクッと活動の報告をします。

 

まず、残念ながら、academistの研究クラウドファンディングは、不採用となりました。その一環として、このブログを書いていたわけですが、私の研究に興味を持っていただけたり、応援していただけたりしたらうれしいので、継続しようと思います。子どもの見ている・感じている世界を大人や社会に知ってほしいという思いは変わりません。「一般の方からの共感を得られないだろう」という不採用理由でした。俺は、研究者にも一般の人にも認められない研究をやっているのだろうか。と少し落ち込みましたが、意味のない研究だとはやっぱり思えないし、わかったらおもしろいと思うし、また頑張ろう!と思い直しました。研究アイデアが悪いんじゃなくて、私の役不足なんだと思います。精進します。論文・助成で、不採用は10回目なので、まだまだです。これからまた挑戦します。

 

やり取りの中で、「知覚」と「意識」の違い、日常生活 (道路に飛び出す) での子どもの視覚的意識の役割、私の研究の新しさ、などが一般の人にもわかるように説明し、共感してもらうというのが、研究クラウドファンディングで大事だと指摘されました。これらの観点を克服できるようにがんばります。今回調べている中で、小学校低学年の子どもの飛び出し事故が他の年齢よりも多いことがわかりました。注意の問題であると思いますが、視覚的意識からの説明ができないかも考えています。この路線で、社会応用できるかもしれません。今週は、視覚的意識の発達研究の社会的意義は何かを考えていました。

京大のM1の方が採用されて、頑張っているようです。応援しています!

academist-cf.com

 

月曜日

一日高校勤務の日なので、8:30-17:00までしっかりとお仕事をしていました。色鉛筆をずっと削っていたり、理科の教科書・参考書の整理をしたりしていました。こういう、授業内容に関わらないけど、いつか誰かがやらないといけないことをやっています。先々週は、ひたすらテープシールを作って、物品に貼る仕事をしていました。学校の先生の忙しさを横で見ていますが、少しでも私が勤務している間に、雑務を終わらせたいと思います。教科書案内 (営業?) のパンフレットは、簡潔に教科書の特色をまとめてあって、視覚的にもわかりやすいように書かれていて、申請書に応用できるかもしれないという気づきがありました。

 

通信制大学の心理学の非常勤講師をしています。今週は、55人分のレポート採点の仕事がありました。高校の仕事から返ってきて、大学で10人分のレポートを採点しました。だいたい、10人で3時間くらいかなといった感じです。教科書を読んで書くのですが、教科書読まないで、ネットから拾ってきたことを書いていることもありました。都市伝説ではなく、本当にそのような人がいることを体験しました。もちろん、教科書が絶対というわけではないですが、①どこ情報かわからない、②正しいかわからない、ことは、書かない方が良いです。採点者は、事前に採点基準を決めていますので、課題の指定に従った上で (教科書の内容をまとめる) 、追加の情報を書きたい場合は、情報源も一緒に書きましょう。

 

火曜日に、大学院の演習で発表がありましたので、夜中急いで、発表の資料を作りました。修士論文で行った研究の内容に関して、レジュメと発表スライドを英語で作成しました。急いで作ったので、誤字がいくつかあり、後輩に叱られました (恥)。

 

火曜日

高校勤務で、理科の教科書整理の続きをしていました。その後、帰ってすぐ、発表をしました。視覚経験に関して、新しい計測方法の提案と子どもの成人の比較といった内容でしたが、とても参考になるコメントや質問をもらいました。結果の指標として、信号検出理論からAUCを用いているのですが、他の指標でも良いかもしれないということを考えました。また、実験を行う際に、成人と幼児と赤ちゃんでは、方法が変わってきますので、一緒に比較するにはどうしたらよいかなどを考えました。発表後、また別の高校に行って、探求学習のTAを行いました。夜に、大学レポートを15人分採点しました。

 

水曜日

8:00から、クオリア構造のシンポジウムがありました。7:55に起きて、やばい!と急いでzoomを開いて、シンポジウムに参加しました。2名の発表を聞きましたが、大変勉強になりました。脳の情報構造とクオリアの関係に関する内容でした。最近考えていた意識のネットワークの形成に関して、うまく応用できるかもしれないと思っていてわくわくしています。

www.youtube.com

 

 

午後からは、英語ゼミで発表を聞いて、質問やコメントをしました。なかなか、英語でうまく伝えることができなく、練習していくことが大事であると感じました。その後は、神経科学に関わる授業を受けていました。その後、大学レポートを10人分採点しました。木曜日に研究室で発表があったので、その資料を作っていました。毎週、オンラインで、高校生の居場所ボランティアをしているのですが、今週はお休みしました。

 

木曜日

午前中に、ジャーナルクラブがあって、発表を聞きながら発表の資料を作っていました。赤ちゃん学会で「赤ちゃんの意識を研究するには?」というテーマのラウンドテーブルで、話題提供をすることになりました。成人の意識研究と自分の研究、赤ちゃん研究への示唆を15分で話してほしいという依頼です。口頭発表は初めてで、練習をしよう思い、今回発表をしたのですが、準備不足で全然うまくできませんでした。いろいろとコメントやアドバイスをもらいました。時間配分が難しいです。「赤ちゃんの意識」「意識の発達」を研究する意義は何か?今まで、知覚や記憶で測ってきたのに「意識」という言葉をわざわざ使う必要があるか?意識の発達がわかったら、何が良いことがあるか?自分の言葉で、2,3ワードくらいで説明できないとだめだよということです。最近、ちゃんと考えられていなかったことがとても情けなくてだめだめだなと思ったのですが、問題点に気づけて良かったです。夜は、残りのレポート20人分を採点して、採点業務終了しました。

confit.atlas.jp

 

金曜日

高校で、アンケートのデータ集計と分析を行いました。午後は、学振の書類を書き進め、夜から予備校で、学習と知覚に関する内容を授業しました。夜に、木曜日の内容を思い出しながら、反省と質問への答えを考えながら、学振を進めました。まとまった時間がないと、申請書や論文を書くのが難しいですが、隙間時間に進めていけるようにならないと生きていけないなと思います。ボスは、とても忙しいのにも関わらず、すぐに学生対応をしてくれるので、すごいです。リサーチゲートで、児童の欺き研究に関するメッセージがあったので、対応しました。情報を公開していると研究を見てくれる人が増えるし、連絡しやすくなって良いことだと思います。雑誌で論文をダウンロードできなくても、著者がリサーチゲートにアップしてくれていることがあります。

www.researchgate.net

 

土曜日

予備校で、自己認知や脳機能イメージング法、意識と無意識、などの内容を授業しました。今、お昼休みで、夕方から、心理英語の授業があります。今日の夜と、明日で、論文と学振を書き切らないと、間に合わなくなると思っているので、がんばります。

 

玉川大学脳科学レーニングコースの案内が出ていました。

www.tamagawa.jp

私も2年前に参加したのですが、大変勉強になりました。また、大学院に入って初めての交流の場だったので、神経科学分野の人と知り合うことができて、今まで大変お世話になっている方もいます。私も活動報告を書いたので、興味がある人は、調べて参加してみてください。

 

www.tamagawa.jp

玉川大学学術リポジトリ

 

トビーグラス3 (眼鏡型のアイトラッカー) についてのオンラインセミナーがあるようです。

www.tobiipro.com

 

 

こんな感じです。今週は、レポート採点に20時間くらいかかりました。少し忙しい週でしたし、うまくいかないことも多かったですが、これからが勝負です。質問やコメントがあれば、コメント欄や質問箱、ツイッターに書いてください。今週も頑張りましょう!