海外学振の結果と来年度の職について

こんにちは。京都大学で視覚的意識の発達を研究しています、渡部綾一です。大反響だった学振PDの結果記事に続き、海外学振の結果の報告をします。

海外学振の結果は、不採用Aでした。海外学振とは、日本学術振興会の海外特別研究員のことです。簡単に言うと、2年間海外の研究機関で研究員をすることができる制度です。円安で、海外での生活が厳しいですが、博士取得後のキャリアとして、多くの若手研究者が目指すものの一つです。詳しくは、以下のサイトの説明をご覧ください。

www.jsps.go.jp

 

学振PDよりも難しいと、私や周りの人は思っていたのですが、最近は、学振PDは落ちでも海外学振に通った話をよく聞きます。私も、学振PDは不採用Cでしたが、海外学振は不採用Aでしたので、海外学振の方が評価が良かったです。特に、ほとんど書いていることは、学振PDと海外学振で一緒な研究遂行能力の評価が全然違いました。この理由としては、①学振PDと海外学振で評価者が違い好みが分かれた、②私の業績は海外での研究遂行を予測しやすい、かもしれません。私の業績のアピールポイントは、国際誌での論文発表や国際学会発表、海外留学・研究、国際研究助成金の獲得などなので、そのようになったのだと思います。

 

博士取得見込みやポスドクの人にとって、学振特別研究員は就職先です。落ちることは、来年の職とお金の問題に直結しています。だから、就活で考えると、第一希望の企業をほぼ一本に準備をしてきて、落ちるということに似ているかもしれません。もちろん、他に就活をしているとは思います。

さて、私は学振PDと海外学振に落ちましたので、就職先を探さないといけません。幸運なことに、学振を出す前から、就職の話をもらっていました。学振にチャレンジするために、話は保留にしていて、学振の結果後に改めて相談することになっていました。これから相談します。

私の来年度以降の職に関しては、確定してから報告します。まずは、博士論文を出して、博士にならないと雇ってもらえません。このチャンスをつかむために、しっかりと博士論文を執筆し、博士課程を修了できるようにがんばります。

ちなみに、森口研が出している公募と、私のポストには関係がないので、発達研究のポスドクに興味がある方は、ぜひ森口研にアプライしてください。とても良い環境です。

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