5/23に書いた日誌、高校勤務、レジレポ、高校TA、意識研究会、学振

明日からまた、高校勤務の仕事が始まるので、どうにか明日の朝までに今書いている、原稿を書き切らないといけません。けっこう焦っているのですが、ちょっと今週の振り返りを書いておきます。気が付くと、一週間があっという間に過ぎていて、途中の記憶があんまりないので、振り返ることは大事だなと思います。

 

月曜日は、一日高校勤務の日なのですが、日曜日の夜から論文原稿の修正があったので、朝少しだけ寝てから高校で仕事をしていました。アンケートなどのデータ分析を行いました。少しうとっとしてしまいましたが、頼まれた仕事はきっちりやりました。

 

現在書いている論文は、すでに予備的に行った実験1と実験2に加えて、メインの実験3の研究計画を登録する事前登録論文 (レジレポ) として書いています。複数の実験をつなげて論文にすることと、イントロの流れがなかなか難しく時間がかかってしまっています。研究計画を査読するので、投稿してから、本実験をするまえに修正をすることになると思うので、さらに時間がかかりそうなので、早く一回目の投稿をする必要があるのはわかっているのですが、なかなか進めることができません。高校が終わってからは、水曜日の研究MTGの資料の準備をしました。

 

火曜日も、高校勤務、間に院生ゼミ、高校ゼミTA、研究室に戻って、水曜日のMTG資料を作っていました。月曜日の朝に修正原稿をボスに送ったら、火曜日の午後には添削が返ってきた (早い!) ので、お昼休みに一瞬確認をして、少し修正をしました。院生ゼミでは、M1の方が卒論研究を発表していて、大変おもしろかったので、いろいろ質問をしました。院生同士で質問や議論ができる雰囲気ができているのでやりやすいです。

 

高校ゼミTAでは、高校生が自主研究をしているのですが、そのアドバイザーをしています。研究の背景をとてもよく調べていて、自分なりの仮説もあって、とてもすばらしい生徒さんだし、良いカリキュラムだなあと思います。質問紙をどうやって作ろうか、実験者の主観が入らないようにするにはどうしたら良いか、などの研究に重要なことの質問に答えました。研究発表会が楽しみです。

 

その後、研究室に戻って、水曜日のMTGの準備をして、少し寝たら、そのまま朝になりました。水曜日に研究に関わるMTGが3つあったので、資料や心の準備をしていました。出身大学の大学生から、大学院受検に関するお話会をしていました。外部から研究大学院を受験するにあたり、いろいろわからないことがあると思います。私も何もわからないところから、いろいろ調べて、研究室訪問や受験勉強法などを試行錯誤したので、次の世代の人が困らないように知っていることは伝えていきたいと思います。大学生の方のお話聞きますので、特に発達や心理学で大学院に行きたいけど、相談する人がいない場合は、私で良ければご連絡ください。

 

水曜日1つ目のMTGは、上記した共同研究でレジレポを書いている研究MTGでした。レインクラウドプロットという個人データのばらつきと代表値をプロットできる図があるのですが、それでデータの図を作ってくれと言われていたので、作りました。結構わかりやすい図になったので、今後も使っていこうと思います。どのサイトを参考にしたかを忘れてしまったのですが、以下の2つを参照した記憶があります。研究やっていると、新しいことでも、とりあえず自分で調べてある程度のことはできるようになります。

Tidy Rain cloud plot

orchid00.github.io

 

Raincloud plots: a multi-platform tool for robust data visualization

wellcomeopenresearch.org

 

2つ目のMTGは、意識研究をしている知り合いの大学院生と定期的に意識研究会をしているのですが、それでした。「Serial dependence」という現象についての発表を聞いて、議論をしました。過去の知覚履歴に似たものが知覚される現象のことを言うようです。プライミングやバックワードマスキング課題とかも、1試行前の刺激に知覚が影響されることがありえるかもしれないことを知れてよかったです。現象としてはおもしろいのですが、研究ごとに結果が変わっていることがあるので、なかなか解釈が難しいなと思いました。

Serial dependence in visual perception

www.nature.com

 

3つ目のMTGは、同志社大学の赤ちゃん研究センター一般共同研究に採択されたので、その初回打ち合わせでした。現在の進捗状況や倫理申請書の書き方、使用可能器具についてなどを確認しました。倫理申請書は、大学や委員会ごとに厳しさやお作法があるので、注意が必要です。いろいろサポートしてもらいながら、研究を進められたらと思います。

 

そのあとは、疲れてすこしボーっとしてしまったのですが、学振の書類を書き進めました。先輩から、いろいろアドバイスをもらいながら、書き進めました。自己アピール長いなあと思いながら、研究計画も少ない字数でしっかりと理解できるように書くことが難しいなあと思っています。ちゃんと家に帰って寝ました。

 

木曜日は、ジャーナルクラブが午前にあり、午後から研究室ゼミに参加して、学振に時間を使っていました。なかなかまとまった時間がなくて、集中して執筆することができないのですが、書いて、採用されなくては、来年も同じ生活です。研究する時間が作れないことが続いていくという負の連鎖になってしまいますので、今は無理してでも、採用を信じて書かなくてはいけません。研究計画の内容をやっと書き終えました。

 

金曜日は、高校と予備校、リサーチアシスタントの日なので、研究に使えるのは夜だけでした。研究プロジェクトに使うメーリングリストなどの設定を行いました。予備校では、心理統計学ベイズ統計と古典的統計の違いや、質的研究の分析などの内容を授業しました。授業準備などもあるので、時間がとられるのですが、自分の勉強にもなるので、良いかなと思っています。夜研究室に戻って、学振を進めました (なかなか終わらない)。

 

土曜日は、予備校の日なので、午前に、社会心理学ステレオタイプヒューリスティックスの内容を授業して、午後は、臨床心理学の文章の英文和訳の授業をしました。その後、夜まで研究室でDC1を書いている院生と研究計画の話をしていました。

 

日曜日は、予備校の授業が一つあり、学振書類を進めました。やっと初稿ができそうな感じになってきました。時間かかり過ぎています。去年DC1を出すときは、3月中旬に初稿ができていて、20回くらい改定したのですが、今年は全然進んでいません。DC1は、不採用Aだったので、改善点がたくさんあるはずなのですが、どう改善したら良いのかがわからないというのがあります。大学院生はみんな忙しいので、忙しさを言い訳にしていけないことはわかるのですが、最近はゆっくり考える時間がないです。今月の給料は、27万円くらいになりそうで、前期の学費をなんとか払えそうです。小学生のころから、眠れない日がよくあったので、あまり寝ない日が続いても割と元気なのですが、こういう生活を続けるのは、あまりよくないなと思います。

 

私の後輩の方々は、とても優秀だし、人間関係も大丈夫だと思うので、私みたいにならないと思いますが、万が一、同じ状況になったときに、研究に集中できるようにサポートできたら良いなと思うので、いろいろ選択肢を模索していく1年にしたいと思います。

 

そんな感じの一週間でした。今週で学振仕上げて、再来週に提出します。6月には、ASSCという国際意識学会と赤ちゃん学会で、口頭発表があるので、その準備と練習をしないといけないので、気は抜けません。頑張りましょう!Plus Ultra!