9/13-19の日誌、教育活動、公営塾、意識の本、若手研究者海外挑戦プログラム、クオリア構造ゆるキャラ・音・ロゴマーク、京都大学大学院教育支援機構プログラム、論文読んでディスカッション、クラウドファンディング

9/13-19の活動を振り返ります。

 

・地元での教育活動と子どもの時の記憶、発達研究する理由

私の地元は、新潟県阿賀町で母校は阿賀黎明高校です。高校魅力化プロジェクトや町おこしで、「黎明学舎」という公営塾ができました。故郷や母校の後輩に何かしたいとずっと思っていたので、留学から帰ってきて4年前くらいから、授業や講演、イベントの手伝いをしてきました。そういう縁で知り合った方から新潟県の別の地域の教育活動に協力してくれないかとお話をいただきました。親ガチャや地域ガチャという言葉を最近聞きました。生まれの環境は運だという意味だと思います。地元でいた小中高校生くらいの時は、ずっと自分の生まれを不満に思うというか、恨んでいました。そういう子どもの時の不満を引きずっているから、発達研究や子ども研究にこだわっているのかなと思います。過去の自分にはもう何もできませんが、今やこれからの子どもたちには、何か手伝ったり、協力したりできるかもしれません。そういう思いがあるなーと思います。

 

阿賀黎明高校 高校魅力化プロジェクト

www.agareimei.com

 

・意識の本と動画

意識に関する最新の本を読んでいます。原本が9月に出版されたので、まだ日本語に翻訳されていないですが、そのうち翻訳されると思いますし、誰もやらないならやってみたいですね。著者のアニル・セスは、イギリスで意識の研究をしている研究者で、自己意識 (わたしという感覚) や内受容感覚 (内臓感覚などの内的な感覚) と予測符号化 (次どうなるかという予測がつねに脳で起こっている) などの研究で有名です。私は、今後、自己意識と知覚的意識の関係性の発達の研究をしてみたいと思っています。ですので、将来一緒に研究したい人の一人です。私が意識研究の具体例を知るきっかけになった人でもあります。YouTubeやTEDで、意識研究のおもしろさを伝えてくれました。

 

TED動画 Your brain hallucinates your conscious reality

www.ted.com

 

YouTube The Neuroscience of Consciousness – with Anil Seth

www.youtube.com

 

・若手研究者海外挑戦プログラム

若手研究者海外挑戦プログラム申請書を提出しました。博士課程院生の3か月以上の海外留学を支援する制度です。採択率は50%です。私は3回目の申請です。1回目は不採用、2回目は補欠でした。3回目は採択されたらうれしいです。クオリア構造で一緒に研究しているオーストラリアモナッシュ大学の土谷研究室に行こうと思っています。年に2回、4月と9月に申請があり、M2の人も申請できるので、将来海外で研究したいと思っている人はぜひアプライしてみてください。

 

若手研究者海外挑戦プログラム

www.jsps.go.jp

 

・高校探求ゼミTA

毎週火曜日に、京都市立高校の研究ゼミTAをしています。今週の活動は、高校生がおこなった自主研究の発表会の練習でした。さすが、資料も説明もわかりやすかったです。本番は、私は参加できなかったのですが、あとで一人ずつに聞いてみたら、答えられなかった質問内容をしっかりと考えて、論文にまとめようとしていました。

 

クオリア構造ゆるキャラ・音・ロゴマーク募集

リサーチ・アシスタントとして、広報の仕事をしています。応募作品をまとめたり、メール対応をしたり、宣伝をしたり、しています。9/15が締め切りでしたが、小中学生部門のゆるキャラ・音・ロゴマークと高大学生部門の音を10/15まで延長しました。私自身は、子ども研究者なので、小学生や中学生の作品をとても楽しみにしています。クオリアや意識をどのように感じるのか・考えるのかが気になります。ぜひ、該当の方は、ご応募ください。

 

クオリア構造ゆるキャラ・音・ロゴマーク募集

qualia-structure.labby.jp

 

京都大学大学院教育支援機構プログラム

科学技術振興機構が行う次世代研究者挑戦的研究プログラムに京都大学が採択されました。その募集情報が公開されました。「京都大学大学院教育支援機構プログラム」というプロジェクトで、分野問わず博士課程学生を支援してくれるようです。研究奨励費等として一年度あたり220万円(生活費相当額180万円+研究費40万円)もらえ、博士課程学生は今年の10月からもらえるようです。応募しようと思っています。

 

www.jst.go.jp

 

・論文読んでディスカッション

毎週土曜日に、意識論文を2時間以内で読んで、英語でディスカッションする企画を行っています。今週は、私たちの感じる主観的な時間はどのように計算されているかについての論文でした。

 

今回で企画10回目でした。最初の3回は、モナッシュ大のよーたさんと2人でやっていて、4回以降は、モナッシュ大のアニコさんと3人で行っています。3回からは英語です。私だけ英語がしょぼくて、恥ずかしいし情けないのですが、発信することがまず大事なので、めげずにしゃべっていこうと思います。

 

YouTube

www.youtube.com

 

Spotify

open.spotify.com

 

クラウドファンディング

クラウドファンディングは、27名にサポートしていただいています。皆様、ありがとうございます。とてもうれしいですし、励みになります。

 

今後とも宜しくお願いいたします。