9/13-19の活動を振り返ります。
・地元での教育活動と子どもの時の記憶、発達研究する理由
私の地元は、新潟県阿賀町で母校は阿賀黎明高校です。高校魅力化プロジェクトや町おこしで、「黎明学舎」という公営塾ができました。故郷や母校の後輩に何かしたいとずっと思っていたので、留学から帰ってきて4年前くらいから、授業や講演、イベントの手伝いをしてきました。そういう縁で知り合った方から新潟県の別の地域の教育活動に協力してくれないかとお話をいただきました。親ガチャや地域ガチャという言葉を最近聞きました。生まれの環境は運だという意味だと思います。地元でいた小中高校生くらいの時は、ずっと自分の生まれを不満に思うというか、恨んでいました。そういう子どもの時の不満を引きずっているから、発達研究や子ども研究にこだわっているのかなと思います。過去の自分にはもう何もできませんが、今やこれからの子どもたちには、何か手伝ったり、協力したりできるかもしれません。そういう思いがあるなーと思います。
新潟県で地域教育に関わる話をもらいました。私は、地域も高校も家も閉鎖的なのが嫌で出ました。家族も含めて、周りに安心して話せる人がいなくて、中高は、声が出ない不思議な感覚がずっとありました。表現できないけど、実際に感じている思考や感情、存在や死の感覚についてずっと考えていました。
— Ryoichi WATANABE (@watanaberkyoto) 2021年9月12日
地元にある母校や公営塾に同郷の先輩として、最近4年くらい関わっているのですが、けっこう自分の過去を思い出します。内面では悲しかろうが疲れていようが、外面ではにこにこ明るくて活発な子どもでした。しんどかった。だから、行動と主観 (意識) の乖離と子どもの内面にこだわるのかなと思います。
— Ryoichi WATANABE (@watanaberkyoto) 2021年9月12日
阿賀黎明高校 高校魅力化プロジェクト
・意識の本と動画
意識に関する最新の本を読んでいます。原本が9月に出版されたので、まだ日本語に翻訳されていないですが、そのうち翻訳されると思いますし、誰もやらないならやってみたいですね。著者のアニル・セスは、イギリスで意識の研究をしている研究者で、自己意識 (わたしという感覚) や内受容感覚 (内臓感覚などの内的な感覚) と予測符号化 (次どうなるかという予測がつねに脳で起こっている) などの研究で有名です。私は、今後、自己意識と知覚的意識の関係性の発達の研究をしてみたいと思っています。ですので、将来一緒に研究したい人の一人です。私が意識研究の具体例を知るきっかけになった人でもあります。YouTubeやTEDで、意識研究のおもしろさを伝えてくれました。
"Being You: A New Science of…"(Anil Seth 著)を15%まで読みました。この本を無料でお試しできます: https://t.co/Jtt2WXKTSH pic.twitter.com/LJSAPle5cE
— Ryoichi WATANABE (@watanaberkyoto) 2021年9月13日
TED動画 Your brain hallucinates your conscious reality
YouTube The Neuroscience of Consciousness – with Anil Seth
・若手研究者海外挑戦プログラム
若手研究者海外挑戦プログラム申請書を提出しました。博士課程院生の3か月以上の海外留学を支援する制度です。採択率は50%です。私は3回目の申請です。1回目は不採用、2回目は補欠でした。3回目は採択されたらうれしいです。クオリア構造で一緒に研究しているオーストラリアモナッシュ大学の土谷研究室に行こうと思っています。年に2回、4月と9月に申請があり、M2の人も申請できるので、将来海外で研究したいと思っている人はぜひアプライしてみてください。
2022年度若手研究者海外挑戦プログラム申請書提出!
— Ryoichi WATANABE (@watanaberkyoto) 2021年9月13日
なお、2021年度の補欠繰り上げの連絡はなし!
若手研究者海外挑戦プログラム
・高校探求ゼミTA
毎週火曜日に、京都市立高校の研究ゼミTAをしています。今週の活動は、高校生がおこなった自主研究の発表会の練習でした。さすが、資料も説明もわかりやすかったです。本番は、私は参加できなかったのですが、あとで一人ずつに聞いてみたら、答えられなかった質問内容をしっかりと考えて、論文にまとめようとしていました。
今日は、高校の探求ゼミのTAを2時間半やってきました。自主研究の発表練習会でした。アルバイトのうちの一つです。移動中にメールをちょこちょこ終わらせました。これから、明日の朝までに論文を修正します!早くサブミットしたい。
— Ryoichi WATANABE (@watanaberkyoto) 2021年9月14日
リサーチ・アシスタントとして、広報の仕事をしています。応募作品をまとめたり、メール対応をしたり、宣伝をしたり、しています。9/15が締め切りでしたが、小中学生部門のゆるキャラ・音・ロゴマークと高大学生部門の音を10/15まで延長しました。私自身は、子ども研究者なので、小学生や中学生の作品をとても楽しみにしています。クオリアや意識をどのように感じるのか・考えるのかが気になります。ぜひ、該当の方は、ご応募ください。
【募集】学術変革B「クオリア構造」領域 ゆるキャラ・音・ロゴマークの募集〆切を一部延長しました (10/15〆切) !
— Ryoichi WATANABE (@watanaberkyoto) 2021年9月18日
対象部門:
・小中生部門:ゆるキャラ・音・ロゴマーク
・高大生部門:音https://t.co/quyNW1RJ6y@NaoTsuchiya @moriguchiy @oizumim@YotaKawashima
・京都大学大学院教育支援機構プログラム
科学技術振興機構が行う次世代研究者挑戦的研究プログラムに京都大学が採択されました。その募集情報が公開されました。「京都大学大学院教育支援機構プログラム」というプロジェクトで、分野問わず博士課程学生を支援してくれるようです。研究奨励費等として一年度あたり220万円(生活費相当額180万円+研究費40万円)もらえ、博士課程学生は今年の10月からもらえるようです。応募しようと思っています。
京都大学大学院教育支援機構プログラム
— Ryoichi WATANABE (@watanaberkyoto) 2021年9月16日
★対象分野
全研究科・分野
★採用区分・採用予定数
・本学大学院の修士課程等在学者で博士後期課程等進学予定者 (学振応募済み)160名程度
・本学大学院の博士後期課程等在学者
1年次 160名程度
2年次 160名程度
3年次及び4年次 195名程度
・論文読んでディスカッション
毎週土曜日に、意識論文を2時間以内で読んで、英語でディスカッションする企画を行っています。今週は、私たちの感じる主観的な時間はどのように計算されているかについての論文でした。
収録終わりました!
— Ryoichi WATANABE (@watanaberkyoto) 2021年9月18日
私たちは、どうやって時間を感じるのでしょうか?
視覚情報に限定したモデルの研究を読んで、他の感覚情報はどうか?予測や内部情報はどうか?寝ている時間と起きている時間は違うのか?などを話しました!
主観的時間、生物学的時間、人工的時間、を導入して議論もしました!
今回で企画10回目でした。最初の3回は、モナッシュ大のよーたさんと2人でやっていて、4回以降は、モナッシュ大のアニコさんと3人で行っています。3回からは英語です。私だけ英語がしょぼくて、恥ずかしいし情けないのですが、発信することがまず大事なので、めげずにしゃべっていこうと思います。
第1回: 読んだ論文について話そう!
— Ryoichi WATANABE (@watanaberkyoto) 2021年9月19日
paper: https://t.co/7wNNcVOd5T
Perceptual awareness negativity: a physiological correlate of sensory consciousness.
知覚的気づき陰性電位:知覚意識の生理学的相関
Spotify: https://t.co/N57xOr02ES
YouTube: https://t.co/diXb6e5nmc@YotaKawashima
クラウドファンディングは、27名にサポートしていただいています。皆様、ありがとうございます。とてもうれしいですし、励みになります。
27名にサポートしていただいています!
— Ryoichi WATANABE (@watanaberkyoto) 2021年9月19日
少しずつ着実に増えています!
ありがとうございます!うれしいです!
コメントもたくさんいただいています!https://t.co/T7UuYRZKet
研究がんばります!
どうか皆様、サポートお願いいたします!
今後とも宜しくお願いいたします。