学振PDの結果と結果の受け止め

こんにちは。オーストラリアから日本に帰国して、早いもので半年が経ちました。このブログでは、私の研究生活について書いています。

先日、学振PDの結果が出ました。残念ながら、不採用Cという、一番評価が低いものでした。審査員との相性の問題だったとしても、6人の審査員の評価なので、誤差があっても、不採用AかBになるくらいでしょうから、惜しいということもありません。

学振PDとは、日本学術振興会の特別研究員制度のことで、博士号取得後5年以内の若手研究者が申請することができます。採用期間は3年間で、月の給料の36万2千円と研究費がもらえます。採用率は15~25%くらいです。審査結果には、一次採用 > 二次採用候補 > 不採用A > 不採用B > 不採用C があります。

どのようにこの結果を受け止めれば良いでしょうか。研究計画に意義がなく、研究者としての素質や能力がないと受け止めるのは、極端過ぎます。一方で、審査員がわからずやであるとか、学振制度はだめだ、と思い込むのも違うと思います。私たちの中にあるこんなにおもしろくて意義のある研究計画を、審査員に伝えきることができなかったことに敗因があります。もちろん自己アピールが弱かったことも、業績を積み切れていなかったことも敗因です。評価はかなり低かったですが、悲観し過ぎず、次につなげていきたいですね。

どうせだめだと思って待ったり、結果を見たりするといいよ、とよく人はいいます。その方が傷つかないからだと思います。つまり期待をしないということです。でも、期待し過ぎはよくないかもしれないけど、勝ちを狙って出しにいくのだから、全力で準備するし、結果を見るまでは期待しててもいいんじゃないかと思います。そして、落ち込んで、気持ちを整理して、また新しいことにチャレンジする、という歩みをしたら良いと思います。負けた自分を見ないようにしていては、この勝負から何も学ぶことができないかもしれません。次勝つために、冷静になって分析することも大事だと思います。頑張って準備をしたのですから、結果を見て過去の頑張りを否定しなくても良いです。自分の発言に保険なんかかけなくても良いです。

"がんばったけど、だめだった。"が素直に言える人でありたいですね。

私の審査結果です。

 

良い結果だった人はとてもすごいです。おめでとうございます。

良くない結果だった人もとてもすごいです。また頑張りましょう。

 

私も引き続きがんばります!