2023/1/17の活動報告 毎日執筆・執筆量を記録する/オンライン実験の教示の工夫/editageグラント/JST次世代プログラム/助成金

2023/1/17

 

こんにちは。りょういちです。私は日本の京都大学の博士課程に所属して、意識の発達の研究をしています。現在は、訪問研究員としてオーストラリアのモナッシュ大学に滞在しています。このブログでは、私の日々の研究や生活の記録を書いています。構成は3部構造になっており、①研究について、②筋トレについて、③生活・考えたことについて、書いています。

 

まず、研究についてです。今日もいつも通りに、まず一日の仕事の予定を立てました。いつも、仕事の最初の30分は、グーグルカレンダーに、一日の予定を書き込みます。朝の2時間は、3本目の研究論文のイントロと方法は書き終えて、共同研究者に確認してもらっている間に、4本目の研究論文のイントロを書き進めました。内容の詳細は言えませんが、メタ認知の発達について新しい実験と論文を準備しています。毎日執筆をする習慣が大切だと思います。さらに、イントロは実験をする前にできるだけ完成できた方が良いし、実験後に修正すればするほど、後付けの解釈が入ってしまいます。筋の通った研究実践をしていきたいです。イントロのストーリーを一貫させることはとても難しいです。今までのメタ認知の研究をレビューした後に、子どものメタ認知を過小評価している可能性があることを指摘して、こういう条件や状況では、子どもも成人と同様のメタ認知判断ができることを仮説として主張しています。それを示すために、意識の研究で成人が行っている実験課題を応用できることを主張して、本研究の目標を主張します。アウトラインはできても、肉付けすることもまだまだ難しさを感じます。毎日書いたwords数を記録しています。今日は320words書きました。このブログがだいたい、600-700wordsなので、毎日約1000words書いています。自分のシンポを見えるようにすることはとても大事なことです。毎日論文は200words書くことが目標です。お昼の2時間は、2つのオンライン実験の完成版デモが完成しました。オンライン実験なので、できるだけわかりやすい教示をする必要があります。私の実験の場合は、さらに実験者が子どもなので、ひらがなや実験のデモ動画をルール説明として組み込んだりしています。実験者をやったことがある人なら、わかると思いますが、実験参加者は、教示が少しでも読みにくいと読み飛ばします。せっかく1時間くらいやってもらった実験データが使えないこともあります。私たち子どもの実験では、1/3のデータは使えない覚悟が必要です。赤ちゃん研究ならさらに根気が必要でしょう。データが集まりにくいからこそ、子どもたちが一生懸命協力してくれているので、できるだけきれいにデータが残るように実験者側が細かい部分まで準備する必要だあります。午後の2時間は、editageのグラントを書き進めました。細かい研究計画ではなく、研究のビジョンが評価されます。ざっくりした必要事項は、①何が問題か、②なぜ私がやるのか、③お金の使い道、④業績と将来展望、です。これらを2000wordsで書くというものです。私はこういう自由に書くエッセイは好きです。今日は書きながら、自分が今後やりたかったことを思い出しました。最近はできそうでおもしろい研究を実際にやっちゃおうといろいろ準備をしています。しかし、私がポスドクでやるべきことは、今の私ではできないことで、新しい技術と知識を身に着けてやっとチャレンジできること、だと考えています。意識のハードプロブレムをぶっ壊す気はあまりないですが、ハードプロブレムにヒビを入れるようなアイデアが私にはあります。それを思い出しました。やはり、書きながら考える、最初は粗削りで良いから、思いつくことを書くのが、大事だと思いました。

 

つぎに、筋トレについてです。今日もお休みしました。一昨日に、全身をトレーニングしたので、2日休みました。次のセットは、マックス90%を3回3セットなので、心の準備が必要です。今日は筋トレを休んだ代わりに、スーパーで、鶏肉と牛肉を合わせて3kg買いました。

 

最後に、生活と考えたことについてです。今日は、ツイッターで、JSTの次世代支援プログラムについて紹介しました。私たちの代は、お金がもらえるかどうかで、一喜一憂していたので、このプロジェクトのことを知っていますが、今の修士生や社会人の方は知らないかもしれません。私はよく海外の大学院に行った方が良いと言いますが、学振とかJST次世代とか、博士課程でしっかり経済的基盤があるのであれば、日本の博士課程に進学するのも良いと思います。学振の給料はいろいろとめんどくさい手続きがあるので、いっそ、学振は研究費の支給で、JSTは生活費の支給をするように、分けたらどうだろうかと思います。とりあえず、出す権利のある助成金はどんどん出していきましょう。どうせだめだから、なんて言わなくても良いんです。そんなことを言わせる社会的プレッシャーが悪いです。がんばったけどだめだった。良い経験になった。次はきっとうまくいく。とやり続けましょう。

 

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