研究室選び,研究計画書について

研究MTGがあって,その資料準備で早起きしたのに,ブログを書いています。今年度は,MTGやゼミの95%ぐらいは,ZOOMでした。現在,共同研究の海外の先生 (日本人の先生なので日本語) と指導教員で研究MTG (私の修論研究) をしています。

来年以降,学振や補助金などのお金があれば,共同研究者の先生のところに研究しに行きたいと思っています。成人の研究をしているラボですが,そこで,実験方法や技術などを修行しながら,それを子どもの研究に応用していきたいと考えています。

 

さて,記事を読んでいただいた方から,コメントをもらえたので,まずそれに答えます。

質問:なぜ京大と神大 (神戸大学) を受けたのか?

回答:まず,どちらともに発達心理学を専攻できる研究科・コースがあります。次に,私が卒業研究で行っていた「子どものうそ」研究に関して,指導可能な先生がいます。研究室訪問のメールをした際に,両研究室ともに,指導可能であるという返事がありました。神戸大学には,「心の理論」や「道徳性の発達」,「子どものうそ」を研究している先生がいますし,私の学部指導教員の知り合いでもありました。京大には,「実行機能」「NIRSを用いた脳発達」,子どものうそ研究の権威であるトロント大学のKang Lee先生と研究をしていた先生がいます。あと,関西に行ってみたかったのと,国立大学がいいかなという後付けの理由もあります。

とても悩みましたが,将来を考えると,私は行動指標だけでなく,神経指標も扱いたいと思い,脳発達やそれを計測する実験設備,技術のある研究室が良いと判断しました。また,大学院への進学を考えた時,研究テーマを変えようとも考え始めていました。当時の研究計画は,「子どもの知らないふりの発達」で書いていました。これは,卒論を発展させたものです。しかし,「意識」を研究してみたいという子どもの時からの思いがありました。研究室訪問の際に,「何に興味がある?」と聞かれた際に,私は,「道徳性」ではなく,「意識」と答えていました。

ちょうど,京大の先生が,意識の研究に関わっていたのもあり,京大に進学をしました。ですので,「意識」と「発達」,「脳」を組み合わせて研究できるベストな選択をしたと思っています。EEGほしいです。不思議なことに,その年の神戸大の院試では,「空想の友達」がテーマでしたし,京大の院試では,「道徳性の発達」がテーマでした。もちろん,ばっちり対策をしていました。

 

【研究計画書について】

大学院に進学するためには,①研究室訪問or入試説明会,②願書ゲット,③願書提出,④研究計画書提出,⑤一次試験,⑥二次試験,⑦合格発表,⑧進学先を決める,⑨大学院入学,⑩この先どうしようかな。。。

だいたい,上記の流れになると思います。今回は,④研究計画書について,書きます。研究計画書とは,ざっくりいうと,修論研究で何をしたいか,しようと思っているかを書くものです。大学によって,書式や文字数が違いますし,書くことを指定している大学やおおざっぱで何も指定しない大学もあります。また,研究計画に加えて,志望理由も書く場合があるので,公私を混ぜて書くことが必要かもしれません。

私が受けた神戸大学は,ざっくりなタイプでしたし,京大は,きっちり指定がありました。文字数の違いもありましたね。京大の指定に従って,全体的な研究計画書を作りました。そこから,文字数と内容を少し修正したものを神戸大の研究計画書としました。京大は,A4で5ページでしたが,神戸大は,A4で2-3ページくらいだったと思います。京大の場合は,研究報告書 (卒論) と研究計画書を5ページずつ提出するので,準備が大変でした。次の記事に続きを書きます。

 

研究計画書に関して,何かコメントや質問あれば,お願いします。

 

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